まだある胡麻の健康効果
胡麻に含まれるミネラル成分についてもお話しておきましょう。主に含まれるのは、カルシウム、マグネシウム、銅、マンガン、モリブデンです。
カルシウムには、骨や歯をつくる作用、骨粗しょう症の予防、血液が固まる補助、ストレスを緩和する効果などがあります。
マグネシウムは、酵素の働きを助けるミネラルで、カルシウムと関わりがあり、骨や歯の形成に必要です。それ以外にも、高血圧の予防、心疾患の予防、精神の安定化などの効果があります。
「銅」は、タコやカキ、レバーなどにも多く含まれるミネラルです。赤血球の形成を補助し、多くの体内酵素の正常化や、骨の形成を助けます。更には、免疫力を高める、動脈硬化の予防、成長の促進、髪や肌の健康維持などの効果もあります。
マンガンは、体内の酵素の補因子となって、糖質、脂質の代謝促進、骨格形成・性機能の維持にも関わっています。そんな事から、別名で「代謝のミネラル」とも呼ばれます。更には、エネルギーの供給補助、記憶力の向上、疲労の軽減、血糖値の低下などの効果もあります。
モリブデンは、代謝に関わる必須ミネラルとなっています。肝臓、腎臓に存在していますが、微量ミネラルであり、鉱石(輝水鉛鉱)から発見された銀白色の金属です。これが人間の体内は酵素の構成成分となって、糖質や脂質の代謝を補助する役割を果たしています。
これ以外のミネラルもちゃんと含まれており、胡麻はまさに健康成分の宝庫のようです。